LINEニュースのオススメ記事で、たまたま見かけたこちらの本。
末期の大腸がんである漫画家さんの闘病記なのですが…。
1話を無料で観られたのでなんとなく読んでみたら、買わずにいられなくなり、手元に届き次第一気読みしてしまいました。
漫画なので読みやすい
とにかくすごくリアルです。
本人とご家族はかわいいウサギで、先生や看護師さんは普通の人間で描かれています。
内容は重いですが、ポップに表現されている部分も多かったです。
普段はセクシー系の漫画を描かれている方らしいので、少し色っぽい表現もされていますが、「見て見ぬフリをしていたらこんな大変なことになるのか…」と、いい刺激を与えてくれた一冊でした。
「定期健診に行かなくちゃ!!」
この本を読んで、まず思ったことは「定期健診に行かなくちゃ!!」でした。
大腸がんだけではないのですが、初期の段階では全く症状が出なくて、「おかしいな…」と思った頃には手遅れというパターンが多いのです。
初期であれば検査のついでに切り取って貰えるし、入院や開腹手術、辛い抗がん剤治療もしなくて済みますからね。
症状はひとそれぞれ
著者である「ひるなま」さんは、お腹が痛いとか下血したとかではなく、「お腹がよく減る」という健康な体でも起こる症状に違和感を感じていたそうです。
やぶ医者から「異常なし」「気のせいでは」とテキトーな診察を受けたが、心配性の旦那様の助言もあり、翌日小さな個人病院へ行ってみると…。
痛み&副作用も人それぞれ
どんな診察をしたか。
どんな検査をしたか。
どんな治療をしたか。
どれくらい辛かったか。
どれくらい副作用が出たか。
どれくらい費用がかかったか。
同じ病でも、痛みや副作用、そしてかかった費用はぜーんぜん違います。
他にも入院の際に必要だったもの、結局使わなかったもの、術後の食事や手伝ってもらいたいことなども詳しく紹介されていました。
自力で手術台に上り、薄れゆく記憶…。そして目覚めた時のボンヤリ感&痛み。
私も何度か全身麻酔での手術経験があるので「分かる~」と共感しっぱなしでしたw
結局のところ…
日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人が死亡すると言われています。
特に大腸がんは、男女共に毎年がんでの死因ワースト3に入っています。
私の父は46歳という若さで亡くなりました。
大腸がんでした。
そして私も32歳の時に子宮頸がんのため、手術をしています。
母は乳がん、祖母は胃がんという生粋のがん家系だったので、覚悟はできていたし定期的に検査を受けていたので、早期発見・早期治療ができ、再発はしていません。
金銭面でも精神面でも、やっぱり早めに対処するに越したことはないのです。
おわりに
もっといろいろ書きたいことはあるのですが、ネタバレになってしまうので我慢します…。
ただ一つだけ…。
旦那様がとっても優しくてピュアな方なのですが、あとがきに書かれていた、「ホットケーキ」の話は涙なくしては読めませんでした。
自分のために、そして大切な人のために健康でいなくちゃ!!と改めて思ったりえっこなのでした*
最後まで見てくださってありがとうございます。
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